|
■成功は、講演会の目的設定次第
担当者が講演会を企画するにあたり、最初から最後まで考える必要があるのは講演会の目的です。 「幹部社員のマネジメント能力を向上させるため・・・」では、「幹部社員」とは? 「マネジメント能力」とは? 「向上させる」とは? ひとつひとつ具体的にする準備が必要でしょう。
講演会の企画に行き詰まった時にも、誰のために、何のために、どうするためにこの講演会を実施するのかを確認しながら企画していくことが重要です。
■日頃の準備、対策
講演会でどういうテーマを設定するか、講師に誰を招くかをいざという時に慌てて考えてみても、大した知恵はなかなか浮かばないでしょう。そこで講演会担当者の問題意識が重要です。
注意して見ていると、毎日の新聞や雑誌などは「誰が何を言っているのか?」という情報の宝庫です。面倒がらずに切り向きやメモを作って整理しておくと、企画のための虎の巻ができます。
新聞の書籍広告、テレビのニュース等のコメントも注意して見る価値があります。
また、この作業は一人だけでなく複数で取組むと情報の量・質的な拡大とともに、企画会議の有効材料になります。
■代案づくりが必要になる
講演会の企画が難しいことは、どんなに苦労して練り上げた企画も、依頼した講師に断られれば、また振り出しに戻ってしまうことです。
そこで、企画の段階では講師の候補を優先順位を付けて複数挙げることが必要でしょう。また、あるテーマについて話せる講師が一人しかいないという場合は、その講師の都合がつかなければテーマを変えることも考えなければなりません。
複数の講師、テーマを常に企画する力が必要となります。
■柔軟に講師を選ぶ
法律関係の講演会だからといって、講師が弁護士とは限りません。大学教授、裁判官、ジャーナリスト、評論家など、立場によって異なるアプローチが期待できます。むしろジャンルによってはいろいろな立場を組み合わせたほうが良いでしょう。年間を通じた講演会のラインナップの中では、多様な立場の講師を招くようにするべきでしょう。
専門という固定観念に縛られずに、自由に幅広く講師の適材を探してみてはどうでしょうか?
■テーマを決めて、講師と相談の準備
誰を招くかに気を取られて、何を話してもらうかが無頓着になりがちです。その結果、依頼の電話口で「内容は何でもいいです、2時間話してください」などと、大変に失礼な講師依頼をしてしまうことになります。まず初めに、講演会の目的があって、講師はその目的を実現する手段ということに留意したいです。
では、その目的―――テーマはどのように設定するのか? これは、突き詰めれば講演会の結果どのような成果を期待するか? という戦略的問題から導かれるものでしょう。方法論としては、やはり日頃の情報収集が大事だと思います。新聞の切抜き、雑誌の特集テーマ一覧の作成などを通じて、身の回りで何が問題になっているかを押えておく事が大切です。
■講師の肩書きにとらわれない
経済学の先生だから日本経済の話をしてもらう、などと肩書きから安易に講師を決めてしまうのは考えもの。まずどういう話を聴きたいかが先にあり、誰にその話が出来るのかを考えるのが順序です。ただ、そのことが難しい場合は講師探しとしては肩書きから探していく方法もあります。肩書きから名前を検索し、名前から著作を検索して、その内容にあたってみるべきです。
■大胆な講師選択
講師の人選をしていて、この講師では恐れ多いとか、来てもらえそうにないと感じる事があります。確かに講師の都合や謝礼の問題など難しい点はあるかもしれませんが、そうやって、来てもらえそうな講師だけを選んでいたのでは講演会は進歩しません。
自信をもって、大胆に、最適と思われる講師をリストアップするべきです。
|